比叡山横川に眠る海軍通信学校戦没者慰霊之碑
光陰去りて 風雲なく
比叡に眠る 慰霊碑(いしぶみ)は
散りし若葉の 面影か
緑の森に ひっそりと
遥か南海の 夢を見る
六十五期の 窓卒業(まどたちて)て
南に北に 別れ行き
水漬く 屍となった君
帰らぬ今は泡沫(うたかた)か
虹の如くに 消え去りぬ
比叡の霊山に 抱かれて
寂しく眠る 慰霊碑(いしぶみ)に
だれの手向けか 白百合の
一倫花が うなだれて
哭いてくれるは 蝉しぐれ
国を、家族を、愛する人を護るために散った同志を慰めるため、生き残った人たちが建立した慰霊碑が三塔静かにたたずんでいた
日本の平和と繁栄を見ることなく海のもずくとなった若い戦士たちの供養塔
昭和16年5月1日、全国より海軍に志願した「海軍通信学校第58期生千三百有余名
翌17年3月卒業、僅か16、7歳の年少兵ながら、祖国の危機を救わんの赤誠に燃え、太平洋戦争の激戦地に赴く
酷寒の北洋に南溟(なんめい)の涯遠く、勇戦奮闘、悲しき哉
五百有余名の若き魂祖国に殉じ敗戦に終わる
歳月の流れ夢の如く、戦後茫々38年、祖国日本大きく変貌す。・・・中略
この復興なった平和と繁栄を眼にする時、再び相見るを得ぬ戦没同期生を憶う情念愈々切なり・・・中略
戦争の悲惨さと平和の尊さを後世に伝えると共に、吾等もこの碑の下に集い、祖国の平和と隆昌を永世かけて熱願す(碑文より)
富山から見えられた師弟









