人生山あり時々谷あり・・・田部井淳子

<女性のペアは技術より相性>

リーダーは、隊員の心身の状態にも細心の注意を払わねばなりません

藤内壁はクライマー以外は立ち入り禁止です

危険と隣り合わせの高山では、ちょっとした集中力の欠如が命取りになりかねません

岩登りの装備と経験が必要です

トラブルの火種を早めに摘み、隊員が安心して登山に集中できる環境をつくることも、リーダーの大切な役割です

藤内壁は関東の三ツ峠、六甲ロックガーデンとともに「日本三大岩場」としてロッククライミングの練習グランドになっている

最初は技術や体力が同じレベルの隊員を組み合わせて見たのですが、それだとどうもうまくいかない

花こう岩は凹凸が少ない分登るのに苦労するようです

むしろ、年齢や体力、実力にかかわらず、性格や波長が合う人同士を組み合わせることが、うまくいくことが分かってきました

藤内壁の標高は1075m

メンタルが合わない相手と一緒にいると、ストレスが溜まって体力が消耗します

最大標高差675m

多少の実力差があっても、気が合う人同士でペアを組めば実力以上の結果を出すこともある。女性はメンタルに左右されやすいので、組み合わせにはずいぶん気を遣いました

累積標高差745m

自分から声をかけること

コミュニケーションの第一歩は、自分から声をかけをするように心がけています

コース距離7.0km

登山隊のリーダーの役割とは「全員を無事に帰す」ことに尽きると考えています

行動時間は11:55分

常に全体を見通し、物事を正確に判断する力が必要です。大勢の隊員を一つにまとめるためには、他人の意見に真摯に耳を傾ける謙虚さを持ち、公平かつ寛大ででなければなりません

クライマーの方々に脱帽です<(_ _)>

 

口先だけでなく率先して動き、和を大切にすること。それから、「明るい性格」であることも、リーダーに求められる大切な資質の一つです

大自然のパワーを感じます

皆が一丸となって困難を克服するためにも、リーダーは心の中の動揺を隠し、ポーカーフェースを保たねばなりません

圧倒的な貫録で鎮座しています

そんな理想のリーダー像を目指して、76歳になった今も、日々、山登りを続けています

赤文字は、田部井淳子著「人生山あり時々谷あり」より抜粋