人生山あり時々谷あり・・・田部井淳子

山登りの心得帳「登山におけるリーダーの条件」

登山隊のリーダーとして数多くの山に登ってきた経験から、チームワークなくして登山の成功はありえない、ということです

14:48分、国見峠

年齢、仕事家庭環境に至るまで、さまざまな人たちが集まります

南は朝陽台

一人ひとりが山の上で自分勝手に動いては、厳しい登山にあって全員が無事帰って来ることなど望むべくもありません

北は国見岳・根の平峠

考え方も性格も異なる多様な人たちを、登頂という共通のゴールに向かっていかにまとめ上げていくか。それがリーダーの役目です

西は上水晶谷、雨乞岳

安全を最優先した無理のない計画づくりや、登山の成功に向けた作戦を練ることも、リーダーの重要な仕事です

東は裏登山道

人の話は鵜呑みにしてはいけない。自分の目で判断することの大切さを、山は教えてくれました

御在所岳の北壁

<登山とは人生の縮図>

リーダーは常に公平でなければいけないし、必要とあれば言いにくことも言わなければならない

ワニの皮みたいだ

八方美人ではとてもリーダーは務まらない

人影が長くなってきた

エベレストの山頂に立った時、「皆が荷物を揚げてくれたから、自分が今、ここに立っていられるんだなあ」と、しみじみ思いました

藤内壁が姿を現してきた

肉体的に山頂に行ったのは私かもしれませんが、私が行けたのは皆さんのおかげです」

早くも陽が山に沈みそうだ

さまざまな人間模様が繰り広げられるという点では下界と変わりません。むしろ閉ざされた環境だからこそ人間の生の部分がむき出しになるという面もあるように思います

白い岩塊

登山は人生の縮図であり、登山隊とはチームワークを学ぶ‟学校”のようなもの。そこで務めたことが、私にとって人生の貴重な機会となったことはいうまでもありません

岩の壁

赤文字は、田部井淳子著「人生山あり時々谷あり」より