西国巡礼の道<風難>
観音経には、「七難三毒皆滅す」という事が説かれております
境内のモミジ
観音経は元々独立したお経でしたが、法華経八巻二十八品の内に入れられ、妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五と云われるお経で、このお経の中に今回お話しする七難の内の「風難」を説く一節があります
現在は高度に情報化された社会であります。又、グローバル化された社会でもあり、情報の嵐にさらされその情報によって混乱し、個々の人間が様々な不幸にあい、苦しみを受けている現状をおどろくべき事に、
空海が修行された槇尾山
この風難が説かれている法華経は、紀元前後、今から二千年前に書かれたお経ですが、情報化された社会の問題点を、二千年も前から説かれている事に改めておどろかされます
現在、大災害や大事件がおこると、酪農や農作物が売れなくなり、海水浴場や観光地に客が来なくなったりして誤った被害情報が流されると、風評被害という事が伝わってきます
テレビでも「風をよむ」というニュース解説のコーナーがあったり、昔から「風の便り」という言葉も使われています
つまり風とは情報のことで、観音経には「黒風来たりて、羅殺鬼の国に飄堕す」と書かれておりますが、
鐘楼
黒風つまり悪い情報、間違った情報によって、今日「おれおれ詐欺」等々、あるいは「ネットストーカー」までありとあらゆる犯罪が行われ、
人々を不幸に導いていく行く、まさに「黒風来たりて、羅殺鬼の国に飄堕す」です
玉垣(一金拾円とあるますから明治か大正時代のものでしょう)
「念彼観音力」と云って観音様を念じ、観音様の慈悲をいただき智恵をいただいて生きましょう
本坊
現在生きる人々の苦しみを、すべて救っていただける教えが説かれております。合掌
本堂裏のモミジはまだ青かった
青文字は、西国第四番「槙尾山・施福寺」山主・津守佐理<西国巡礼慈悲の道>より










