“国宝”信貴山縁起絵巻

今から1100年前、当山中興・命蓮上人が、この寺で修行していた時の物語を、面白く描きつづられたもので「飛倉巻、延喜加持巻、尼公巻」の三巻からなっています

多宝塔

『飛倉巻』

京都山崎の郷に一人の貧者がおりました

鐘楼

命蓮の教えに従い慈悲の心を持って、毘沙門天王を信奉し努力すると、幾年もたたぬ間に大福長者となりました

時がたつにつれいつしか心奢り、命蓮の教えも忘れ、怠惰な暮らしをするようになりました

昭和15年に立てられた、皇紀2600年「報恩渇仰」石碑

命蓮に差し上げるお布施の米も惜しがり、お返しする托鉢も米倉に投げ入れました

智恵の僧「虚空蔵菩薩」

すると、突然倉がゆらゆらと動き出し、転がり出た鉢が倉を乗せて空高く舞い上がりました

大阪一山講の文字

長者の家の人々も、あれよあれよと騒ぎ立て、唖然と空を見上げるばかりです

本殿への階段

黄金色の鉢が空を飛んで行く

信貴山

しかもその上には巨大な倉が軽々と浮かんでいます

朝護孫子寺

馬に乗った長者、後を追う召使たち、倉は信貴山に向かって飛んで行く

S・Y氏

長者の後悔と不安に満ちた顔

毘沙門天王

召使たちの驚きの顔、絵巻はその表情を克明に描き続けています

真言=「おんぺいしらまんだそわか」

青文字は、国宝「信貴山縁起絵巻」より