星野リゾート、現在社員数は2700名
星野佳路代表の秘密バイブル
<経営の悩みは書店で解決できる>
・書店で気になるタイトルの本を手に取り、最初の30㌻ほどをパラパラとめくる
難しそうな本でも、自分が抱えている課題について書かれている本なら内容がすっと入ってきて、課題の解決に繋がるかどうかが分かるはずです
・中小企業の経営者の方に進めるお勧めする1冊は、ケン・ブランチャードの「1分間エンパワーメント」※組織の構成員一人ひとりが「力をつける」という意味
・そこには「社員がやる気がないのは経営者の責任である」と明確に記してありました
父の時代までは、使用人のような扱いで「社員のやる気がないのは本人の責任」という考えだったのです
・エンパワーメントには3つの鍵が必要と示されています
①<情報公開>社員は基本的に経営者を疑っています。「経営が厳しい」などといいながら、社長が高い外車に乗っていたら、社員は信用することが出来ません。「会社の経営状態について経営者と同じレベルで情報を公開し、経営者意識を持ってもらえるようにしなさい」と書いてあったのです。顧客満足度調査の結果についても、「クレームを伝えると社員はやる気が出ない。満足している顧客の情報を伝えるほうがやる気が出る」とありました
②<ビジョン>では「社員が企業のビジョンを共有し、自分の役割は何かを理解しなければ、自律的に行動できない」とありました。そこで、「リゾート運営の達人になる」というビジョンをつくりました。
③<チームワーク>チームとして意思決定をし、チームが自立していく。「チーム内で意見を出し合い、議論して意思決定をできるフラットな組織文化をつくりなさい」。社内ではポジションで呼ぶことを禁止し、後輩にも必ず「さん」付をすることを義務化しました
※本の通りに実践を始めたものの、すぐに成果が得られたわけけではありません。ですが、試行錯誤しつつ進めた結果、次第に社員たちが自発的に動くようになり、業績の向上に結びつくようになったことが、いまの星野リゾートにつながっています
2018.10号「PRESIDENT」より抜粋