本庶祐さんのノーベル賞受賞記者会見に同席された京都大学山極寿一総長の、「私のリーダー論㊦」(日経ニュースプラス)をご紹介させていただきます③
共感させられるところが多いのと、小生と生年月日が同じということで切り抜きしていました
ストレスは感じない。解決不能とか、山極さん大変ですね、とか言われると逆に嬉しくなっちゃう。ハードルが高ければ高いほど、「おもろいに違いない」と考えるのが信条
<提案する人を育てる>③
・普通は自分を超えようとするやつの頭をなんとか抑え込もうとします。でも今西さんはある時から手を放し、譲るんです
・梅棹さんには国立民族学博物館を作らせ、伊谷さんには京都大学自然人類学教室を、河合さんには、日本モンキーセンターを任せ、京都大学霊長類研究所に生態研究部門を作らせた。弟子たちへの任せ方は実に見事でした
・現代の社会では、人間関係においても正解を求めがちですね。でも人間同士もお互い100%分かり合えることはないから、探り合うしかない
・そこで決定的な失敗に至らなければいい。今西さんはそのことをよく知っていたんだと思います
・だから自分に従わせず、直観力を皆に発揮させた。お互いに罵り合うことだってあるけど、楽しいからみんなそばにいるという環境をつくった
・正解に到達することを奨励するのではなく、いろんな新しい可能性を提案してくれる人たちを育てる
・大学もそういう場所にしなくちゃいけない。決定的な失敗さえしなければ、いくらでも実験ができる、いくらでも挑戦ができる。その面白さが大学の持つ魅力だと思います
2018.6.21付日経夕刊より
