本庶祐さんのノーベル賞受賞記念会見に同席された京都大学山極寿一総長の、「私のリーダー論㊦」(日経ニュースプラス」を紹介させていただきます

共感させられるところが多いのと、小生と生年月日が同じということで切り抜きしていました

㊤㊦のうち、㊦からの抜粋です

<追従者ばかり据えず>②

『自分の周りにフォロワーばかり据えていては、自分を超える人は出てこない』

・理想とするリーダー像を体現した人は今西錦司さん(元京大名誉教授)

自分が生涯リーダーでありながら、たくさんの弟子を育て、梅棹忠夫さんや伊谷純一郎さん、河合雅雄さんといった傑出したリーダーを輩出した

・一代限りのリーダーにはなれても、次の世代のリーダーを育てるのは非常に難しい

・今西さんにそれが出来たのは、彼は愛されていたけれど、信用されなかったからからなんです

・それを最初に見抜いたのは、1980年代に英国からやってきた古生物学者のべヴァリーホールステッドさんでした

・当時、今西さんはダーウィンの進化論に異を唱え欧米でも話題の人でしたから、イギリス人の彼は反論しようと意気込んでいたんです

・ところが今西さんと会っているうちにすっかりほれ込んでしまった。しかも『今西の弟子たちは今西の言っていることを誰も信じていない。これはすごい』というわけです

・今西さんの場合は、常に挑戦し続ける彼自身の姿勢と、弄するレトリックが面白かったので、弟子たちが自然と集まってきた。弟子たちの挑戦も奨励し、許容したんです

2018.6.21付日経夕刊より