般若心経を生きる・・・森政弘⑨

意味が分からないにしても、音読すると、そのときの響き、むしろ音楽といったほうがいいかもしれません

嘉門次小屋休憩所

音楽の中の絶対楽としてのよさです

小屋の前を流れる宮川のせせらぎを聞きながらくつろげる場所

その次は意味を考える読み方です。今も言いましたように、意味を考えるときに、いきなり「般若経」は難しい

梓川右岸を上高地へ向かいました

三番目は日々の行いに実践する読み方です。しかし、「般若経」は、創造性開発の基本としてはとてもいいものです

樹林帯と湿原の森が続きます

先入観を取って、言葉をはずして淡々と見よ、ありのままに見よというわけですから、これは創造には非常に大切です

心が洗われます。体が溶け込んでいくように感じます

たとえば、マジックインクがあります。これをマジックとして認識するのは、ありのままではありません

自然保護のため木道が多い

なぜなら言葉、概念を使っているからです。創造性を開発するには、このマジックが、アルコールランプに見えるようにならなければいけない

下草はクマ笹が大半

マジックではガラス瓶の中に燃えるものは入っていて、しかもそこに芯があるわけですから、実質はアルコールランプです

秋の始まり

あるいは階段を見たときに、あれは二階に上がる段々だと見ているうちは、物事をありのままに見ているとは言えない

カップルで歩く人が多いですね

青文字は、1993年11月号「プレジデント」より

to be continued