般若心経を生きる・・・青山俊薫④
もう一つが空間的ルールです。一切の存在は、すべて互いに関わりあって存在しているということです。一つだけ独立していて、他と何の関係も持たずに存在するものは何もありません
小生にとって記念すべき一枚です
例えば時計は、文字盤の上を長短二本の針が回っている。この二つの針を押さえているのは、直径百分の一センチほどの小さな小さなピンです
日本アルプスを駆け巡るK・Tさんと
いつもパワーに圧倒させられています
そのピンが、「こんな目に見えない地味なお役回りはつまらないのでご免こうむりたい」とストライキを起こしたら、時計は時計でなくなります
黒谷から三重滝の沢登りをしてきた4人グループが、川用から陸用に靴を履き替えています
百分の一センチといえども、このピンは時計全体の生命を背負って、百分の一センチの役を務めているのです
水嵩が少なかったので、北股川上流を遡上してみた
一方、このピンがどんなに勤勉に働こうとしても、そのピンを支えている他のたくさんの部品の中の一つでも故障を起こしたら、ピンは動けません
河岸を伝い歩き。水嵩の多いときは立ち入らないことです
つまり時計を構成している部品の全部が、総力を挙げ、それぞれの持ち場を十分に務め上げて初めて、百分に一センチのにピンの一つも動くことができ、全体として時計も機能することができるという道理です
流木にできたサルノコシカケを耳に見立てています
このことを私たち人間にあてはめるならば、天地いっぱいが総力を挙げて、私一人を生かすことにかかりきりになってくれる
登ってくる皆さんを、巨大な岩の上から撮っています
また、私は、その天地いっぱいを背負って、今、ここを生きていることになります
上の段にあるたまり場
だから、人間が自分たちの欲望の赴くまま行動して、自然を破壊し、地球の果てまで汚染させてしまったら、いったいどうなるのでしょうか
引き込まれるような美しさです
エルニーニョ現象とやらで、海水の温度が一度上がっただけで、世界各地で異常気象が起こり、地球全体がガタガタしてきます
見惚れるH・F氏
巨大に見えるこの地球も、ひとつながりの存在であるからです
さらに奥へと先行する皆さん
「諸行無常」「諸法無我」、この法こそ、お釈迦さまが見つけ出した心理なのです
映画のロケ地のような場所です
青文字は、1993年11月号「プレジデント」より
to be continued











