私のリーダー論

リスクは心の中にある

リスクの中心に身を置け

6月2日14:08分、山の神へ向かう

現場の実情が経営幹部にきちんと伝わっていない

天美道分岐

一度退社し「三顧の礼」で呼び戻された異例のトップ

長い丸太階段の下り

どこかで完全にコミュニケーションの分断がある。これはまずい、会社にとってのリスクだと思った

松の巨木(男松かな)

当時の会長と社長は事務畑でした。「今まで二人の目はごまかせたかもしれないが、今後は一切ごまかせないからからな」と現場にくぎを刺した

龍の鱗みたい

好奇心で嗅覚を高める

現場で何か問題があったとき、2週間経っても問題の本質を見抜けない人、2~3日行って少し話してパッと分かる人の2つのタイプがあります。自慢じゃないけど私は後者です(笑い)

膝に堪えます

立ち止まって屈伸をして頂きました

コストや技術的な問題もありますが、リスクは往々にして関係者の心の中に起因します

まだまだ続きます

例えば、応援を要請して人を動員したのになかなかうまくいかない。実は応援に来た人は「私は応援ですから」と思っていて主体性がなかったということもあります

トレーニングにはちょうど良いかな

こうしたリスクを見抜く嗅覚を身につけるにはやはり経験が大きいですが、私は自分の専門である機械工学以外に、設計や化学、業界の動きなどについても好奇心の塊りで興味を持ってきました

スラリと伸びた長い足

リスク管理は毎回やっていたと思いますが形骸化していた。シュミレーションソフトを使ったり、リスク管理会議という名前で2時間くらいやったり

14:39分、山の神

雨乞や、山の恵みに感謝を捧げたのでしょう

「そんなのやめろ」と言いました。もっと自分たちの目でしっかりと時間をかけて分析するよう指示しました

少し離れた広場に祠がありました

村人や旅人、信仰する人たちの支えとなってきたのでしょう

美辞麗句は必要ない

形骸化と言えば、毎年、社長が今年の運営方針を作ってきたのですが、たいてい美辞麗句を並べ、どこかのビジネススクールから出てきたようなカタカナ言葉を使って、10㌻くらいの文章になります

傍には巨樹が立っています

役員に去年の会社の運営方針は何だっけ、と順番に聞いていくと、誰一人答えられませんでした。大事なのは有言実行でやる項目を簡潔に書くことです

山に宿る神木

今も見守り続けている

私も社長就任後に運営方針を作って欲しいと頼まれましたが、紙は1枚。そして言ったことは必ずやらせる。各事業部も1枚にさせました

企業理念や経営計画も大事ですが、それだけでは会社は食っていけません。市場環境が変わると、5年で立てた計画は必ずずれます。だから中計も1年ごとに見直すようにしています

山の神宿る広場

青文字は、日経夕刊「私のリーダー論・日揮石塚忠社長(66歳)」より