般若心経を生きる・・・松原泰道⑨

そこで私はプラスの三Kの発想で人生を送ることをおすすめしたい。「希望、工夫、感謝」がそれで、いずれもKを頭文字とするものです

6月2日14:14分、赤岳山頂標柱

この三Kを胸に仕事に励んでいくのです。物事は比べると解決にならないものです

標柱は新旧2本立っており、新しい方には山梨百名山と記されている。旧い方は長野県が立てたのだろうか

病気の時に健康の自分を思っても少しも解決にならないように

腰をおろして休憩するY氏

だから、「不」の考えで病気の時は病気に徹する。汚い仕事をするときは、汚い仕事に徹していくのだと考えることです

雲が湧いてきた

後ろは阿弥陀岳

アメリカのディズニーランドの社員が、どのようにトイレ掃除に取り組んでいるか、を阪神デパートの社長さんのエッセイで知りました

祠背面に赤嶽神社氏子会建之とある

それによると、トイレ掃除を自分から進んで担当しているアメリカ人に「汚いと思わないか」と日本人がたずねると、「ちっとも汚いとは思はない」と言い切ります

表には太成宮の文字が

周りには赤ペンキで、中央に報徳壇、左に仁言・協・和、右に祐事主・邦・万の字が配置されている

彼が掃除する姿を覗いてみますと、深夜に作業服に着替えて淡々として、便器に向かっています

六神三十柱の解説板が立つ

「おい、ジョン、ずいぶん汚されたな。いま掃除してやるよ」「メリー、お前もか、美人が台無しだぜ」と、彼は便器一つ一つに愛称をつけていたのです

2899mの標柱

このことは阪神デパートの社長さんが申されるように、今の日本には通じない話かもしれません

一等三角点

しかし、仕事をいやいやながらすると、目の色が濁ってくるのです

北峰からリッジを渡ってくるのが見える

やはり、仕事は全力で行うべきところに、「不垢不浄」の境地があります

今年初めての百名山「赤岳」

汚いとか、汚くないと判断する「自分」そのものが、不垢・不浄のどちらかに足をひっかけ、より好みをしている限り、そこから解放されないことを知ることです

真教寺尾根、権現岳2715m

青文字は、1993年11月号「プレジデント」より

to be continued

将来、読み返すために保管していました