般若心経を生きる・・・松原泰道①

肝要なのは「執着しないですむ智慧」を体験として学ぶこと

6月2日13:01分、文三郎道を登るH・Y氏

きれいな花を見て、それを素直にきれいだと思う心の働きは学ぶべきであるが、それを手折りたいという気持ちにとらわれてはならない

左手に横岳の岩稜

般若心経を道標として、「空」の原理を観念ではなく体験として学ぶことができれば、

どんどん高度を上げて行きます

現実をありのままに受け入れながら執着や煩悩にとらわれない智慧を身に着けることができるのである

眼下に見えるのは行者小屋

煩悩も磨けば智慧になる

地蔵の頭、日ノ岳、鉾岳、石尊峰への岩稜

過日、仏教伝道協会の建立になるドイツのデュッセルドルフの恵光・日本文化センターの釈迦堂で講演いたしました

T・K氏が中間地点で待っていました

デュッセルドルフには、仕事の関係で、たくさんの日本人が暮らしています

指さす先は阿弥陀岳

その日本人を中心としながら、ドイツの方も聴衆となることを伺っていたので、予め講演の内容を大まかにドイツ語にしたレジュメを用意していただきました

赤岳西稜

仏教伝道協会側から提示されていたタイトルは『仏教の生き方』という極めて初歩的なものだったのですが、

横岳の稜線

ドイツの方に仏教を一体どこまで理解していただけるかと不安に思いながら、

まだ芽が出ていません

私は誰でもわかりやすい釈尊の言葉を引いて仏教の心を説明することにしたのです

中岳&阿弥陀岳

その言葉とは「錆は鉄から出で鉄を腐らせ、悪は人から出て人を滅ぼす」というものです

稜線まではまだだいぶあります

to be continued

青文字は、1993年11月号「プレジデント」に掲載された記事から

将来、学びなおそうと残しておきました