それほど八ヶ岳は若い一般大衆の山になった

8:58分、南沢に入る

新緑に降り注ぐ木漏れ日が美しい

広濶な裾野、鬱然とした森林、そして3千米に近い岩の頂という変化のあるコースは、初心の登山者を堪能させる

南沢より北沢で多く見かけたシロバナヘビイチゴ

しかもその頂上からの放射線状の展望は、天下一品である

大台ケ原を思わせるような原始林帯

どちらを眺めても、眼の下には豊かな裾が拡がり、その果てを限ってすべての山々が見渡せる

苔が多いのも共通している

すべての山々?誇張ではない。本州中部で、この頂上から見落とされる山は殆どないと言っていい

豊かな水と森の恩恵でしょう(≧◇≦)

八ヶ岳の細長い主稜線は、普通夏沢峠によって二分され、それ以北が「北八ツ」という名で登山者に親しまれるようになったのは、近年のことである

豊富な雪解け水

北八ツの彷徨者・山口耀久君の美しい文章の影響もあるだろう

白いチョウチンのような花、分かる方教えてくださいませんか!

八ヶ岳プロパーがあまりに繁昌して通俗化したので、それと対照的な気分を持つ北八ツへ逃れる人が増えてきたのかもしれない

ホテイラン

四十年前、私が初めて登った時は、八ヶ岳はまだ静かな山であった

保護されている

赤岳鉱泉と本沢温泉をのければ、山には小屋など一つもなかった。五月中旬であったが登山者には一人も出会わなかった。もちろん山麓のバスもなかった

白い葉っぱがたくさん落ちています

建って二、三年目の赤岳鉱泉に泊まり、翌日中岳を経て赤岳の頂上に立った

森の妖精

横岳の岩尾根を伝って、広やかな草地の硫黄岳に着き、これで登山が終わったとホッとしたが、それが終わりではなかった。そのすぐあとに友の墜落死というカタストロフィがあった

溶岩を張り巡らせる根っこ

今でも海ノ口あたりから眺めると友の最後の場であった硫黄岳北面の岸壁が、痛ましく私の眼を打ってくる

※青文字は、深田久弥著「日本百名山」より