岩崩(く)えの赤岳山に今ぞ照るひかりは粗し眼に沁みにけり・・・島木赤彦

6月2日8:42分、美濃戸「赤岳山荘」

八ヶ岳のいいところは、その高山地帯についで、層の厚い森林地帯があり、その下が豊かな裾野となって四方に展開していることである

駐車場は満車

しかし、タクシーは美濃戸口までしか入ることはできません

五万分の一「八ヶ岳」図幅は全体この裾野で覆われている

渓流に架かる橋で撮りました

頂稜から始まる等高線が、規則正しく、次第に目を粗くしながら、思う存分伸び伸びと拡がっている縞模様は、孔雀が羽を拡げたように美しい

原生林を下支えする苔類

そしてその羽の末端を、山村が綴り、街道が通り、汽車が走っている

複雑に絡み合っている

その広大な斜面は、野辺山原、念場原、井出原、三里原、広原、俎原などに区分されて、一様のようでありながら、それぞれの個性的な風景を持っている

トウヒ?巨樹

風景というより、むしろ雰囲気と言おうか

美濃戸山荘広場

例えば高原鉄道小海線の走る南側の、広濶な未開地めいた素朴な風景と、富士見当たりの人親しげな褶曲の多い風景とは、どこやら気分が異なる

冷たい水が飲めます

高原を愛する逍遥者にとって、八ヶ岳が無限の魅力を持っているのは、こういう変化が至る所に持っているからだろう

飲み物代金

トイレ利用料は100円

昔は信仰登山が行われていたというが、現在はそういう抹香臭い気分は微塵もない

食事メニューもありました

むしろ明るく近代的である

八ヶ岳一帯は国定公園です

阿弥陀とか権現とかいう名前さえも、私たちに宗教を思い起こさせる前に、ヨーデルの高らかにひびく溌溂とした青年子女の山を思い浮かばせる

今回登りは南沢、下山は北沢です

青文字は、深田久弥著「日本百名山」より