中央線の汽車が甲州の釜無谷を抜け出て、信州の高台に登りつくと、まず私たちの目を喜ばせるのは、広い裾野を拡げた八ヶ岳である。全く広い

八ヶ岳研修登山記スタートです(^^♪

6月1日20:00分、仕事を切り上げて帰宅し、京都八条口23:25分発の夜行特急バスに乗車

2日7:00、特急バスはJR茅野駅前に着いた

そしてその裾野を引き絞った頭に、ギザギザした岩の峰が並んでいる

トイレと洗面、朝食を10分位で済ませ、第一タクシーに乗り込んだ

八ヶ岳という名はその頭の八つの峰から来ているというが、麓から仰いで、そんな八つを正確に数えられる人は誰もあるまい

駅前にある姥塚古墳石碑

芙蓉八朶(ふようはちだ・富士山)、八甲田山、八重岳(屋久島)などのように、山名に「八」の字をつけた例はあるが、いずれも漠然と多数を現したものと見なせばいいのだろう

8世紀末に作られた円墳があった場所

克明にその八つを指摘する人もあるが、強いて員数を合わせた感がないでもない

途中セブンイレブンに立ち寄り、昼食や水を調達した

詮索好きな人のために、その八峰と称されるものを挙げれば、西岳、編笠岳、権現岳、赤岳、阿弥陀岳、横岳、硫黄岳、峰ノ松目

八ヶ岳の稜線が見えてきた

運転手は地名と同じ「茅野」さんでした。地元ではそれほど多くない姓だと話されていた

そのうち、阿弥陀岳、赤岳、横岳あたりが中枢で、いずれも二千八百㍍を抜いている

運転手さんのガイドを聞いているうちに美濃戸口に着いた。山荘でトイレを済ませ出発

二千八百㍍という標高は、富士山と日本アルプス以外には、ここしかない

八ヶ岳山荘の店内

わが国では貴重な高さである

右へ行けば阿弥陀岳へ、左・美濃戸へ向かいます

この高さがきびしい寒気を呼び込んで、アルピニストの冬期登山の道場となり、この高さが裸の岩稜地帯を生んで、高山植物の宝庫を作っている

カラマツ林の砂利道を1時間ほど歩きます

最高峰は赤岳、盟主にふさわしい毅然とした見事な円錐形である

朝陽が差し込み何とも爽快だ

ある年の11月初めの夕方、私は赤岩(硫黄岳西南の2680mの岩峰)の上から、針葉樹に埋もれた柳川の谷を距てて、この主峰を眺めたことがあるが、降ったばかりの新雪が斜陽に赤く、まるで燃えているように染まって、そのおごそかな美しさといったらなかった

溪谷の流れ

青文字は、深田久弥著「日本百名山」より