若き日の恋が土台に
牧水は大学生のときに出会った園田小枝子という年上の女性との苦しい恋を経験しています
急坂を登りつめた先の樹氷
小枝子は既婚者であることを伏せて関係を持ち、最後は別れました
杉の高木に張り付いた樹氷
牧水が旅に生き、酒を飲み続けたのは、そのつらい経験があったから
樹氷傘
若き日のこの恋が彼の文学の土台になったと考えています
古木
小枝子はきれいな人で、牧水は一目ぼれしてしまった
初参加のY氏を先頭に後続を待つ
1908年、房総半島の根本海岸で一緒に正月を迎えます
樹氷の笹原
そこで<山を見よ山に日は照る海を見よ海には日が照るいざ唇を君>と詠んでいます
樹氷の合間からダイヤモンドトレールの尾根が見えた
歌人がこんなふうに恋の絶頂を高らかに歌うのはちょっと珍しい
崩落現場
短歌はどちらかというと片思いや失恋などマイナスの感情を詠むことのほうが多いですから
人だかり、何だろう?
牧水は恋の予感から成就、そしてそこに疑いが混じり、ついに破れるまでをすべて歌にしています
手のひらに餌を、右手にスマホ
恋という経験を通して人間が感じることを全部味わったから、彼の歌は恋のあらゆる側面を見せてくれる
素早く飛んできた野鳥が手のひらに
精神的にどんなぼろぼろの時でも歌を詠み続けた、真の歌人です
ヤマガラです
青文字は、日経「文学探訪」・俵万智さんより











