税の調達機能の復活を

税の最大の機能である財源調達機能が大きく低下している

12:22分、西山三山の一つ「柳谷観音・楊谷寺」に着く

国民所得に占める税収の割合(租税負担率)は、平成元年27.7%から平成15年には20.6%に大幅下落している

清水寺の開祖延鎮が創立

経済対策としての所得税・法人税減税のためだが、減税の経済活性化による増収がなかったことをも物語る

全景図

その後は22%前後で低迷し、第2次安倍政権の平成26年に25%を回復、29年の見通しは25.1%だ

境内には空海の法力による独鈷水(おこうずい)があり、眼病に効くことで知られている

だが、いまだ平成元年の水準には及ばず、バブル経済前の昭和61年の25.2%よりも低い

独鈷水堂の煙り出し屋根

この間消費税が導入され、3%から5%、8%へと引き上げられたのだが、それでも財源調達機能は回復していない

観世音菩薩大提灯

一方で社会保障給付費の推移(国民所得比)を見ると、平成元年は14%であったが、その後一貫して伸び続け、27年には29.6%と倍以上の水準となり、租税負担率をも上回ってしまった

境内の御休憩処で昼食。小生はおにぎり、カップ麺、バナナでお腹を満たした

この結果、平成元年には国内総生産(GDP)比1.1%の黒字だった財政は、リーマンショック後に9.5%の赤字となり、その後回復したものの依然4.5%の赤字だ

79歳のYy氏は前夜にご自身で仕込んだという手作り弁当にウィスキー(◎_◎;)

その間債務残高は増え続け、GDPの2.5倍に達する

Yk氏は愛妻弁当(#^.^#)

税の調達機能はかくも確実に劣化している。消費増税を2度行っても、経済がそこそこ回復しても、歳出増には追い付けず赤字は将来世代に付け回しされていく

中陽門を潜って奥の院へ向かう

弁天堂、眼力稲荷、愛染堂、アジサイ回廊、水琴窟がある

これが平成の税制が突きつける不都合な真実である

奥之院の大提灯

夏の財政健全化目標の改定に向け、所得・消費・資産の課税ベースを念頭に、税の財源調達機能の回復に取り組むことが、新たな時代に向けての最大の課題だ

二十八部衆

観音様の家来で、信仰している私達を守り擁護して下さる二十八部の護法善神。私たちは自分の力で生活しているのではなく、観音様や多くの善神の力により生かされている

青文字は、1月18日付日経「大機小機」より抜粋