典座教訓・・・道元

須らく道心をめぐらして、時に随って改変し、大衆をして受用し安楽ならしむべし

山頂に立てられた標識看板、字が擦れてほとんど読み取れません

食事作りも修業の機会

座禅を組むことも高僧伝を読むことも重要だが、それは修業の一部に過ぎない

眼下に池が見えました

修業とは生活の中の立ち居振る舞いすべてであり、典座の仕事には、その機会が十分に与えられていると、説きたかったのであろう

正面遥か彼方にに富士型の山が見えた

食べる人の身になって真心を込めて丁寧に作った料理は、一番のごちそう。道元禅師の教えは現代にも生きています

北面峰続きに横尾山784m、後ろには深山高原

正師を求めて中国大陸に渡った若き道元が、「典座教訓」を書くに至った象徴的なエピソードがある。シイタケを買いに来た老典座との出会いである

西には、北摂の名山、大船山、大野山が並ぶ

明日は特別の説法があるので、修行僧たちに喜んでもらえるようなめんつゆを作ろうと張り切っている老典座を見て、食事の支度など煩わしいことは若いものにさせえばいいではないかと道元は言う

遠くには多紀アルプスから若狭の山がかすむ

老典座は笑いながら、「外国のお方よ。あなたは修業ということの本当の意味がわかっていないようだ」と答えたという

東面には秀麗な丹波の半国山が手に取るように眺められる

道元は、日常の食事を作ることも食べることも大切な修行ととらえ、「典座教訓」を著した

ススキの穂がまだ残っていました

典座とは、寺院の運営を預かる6人の知事職の一つで、修行僧の食事を司る要職

11:11分下山開始「典座の心構え」として記されているのが、冒頭の一文


下山途中に知人のYs大兄が登って来られた

偶然の出会いに感激して話しかけるThさんとの後姿ツーショット

「食事を作るには、必ず仏道を求めるその心を働かせて、季節にしたがって、春夏秋冬の折々の材料を用い、食事に変化を加え、修行僧たちが気持ちよく食べられ、身も心も安楽になるように心掛けなければならない」

月峯寺跡分岐

道元がよりどころとしたのは、12世紀初め、宋代における禅宗寺院の修行僧の生活規範をまとめた「禅苑清規(ぜんねんしんぎ)」で、そこからの引用である

剣尾山周辺地図

東側には大阪府立青少年野外センターがある

800年近い時を重ね、道元禅師の教えが体現される修行道場、大本山永平寺。約140人の修行僧が、早朝4時から、座禅、勤行、行鉢、掃除等の作務など、日々厳しい修行に励んでいる

 

青文字は、読売「名言巡礼」より