がん治療新化形

体の奥でも狙い撃ち

来年10月、大阪に重粒子線センター新設

八井内集落から一旦県道に出て、大峠トンネルの手前右にある針道林道を歩く

重粒子線は放射線の一種で、「重粒子」という重い粒子を光の7割の速度にまで加速し、がんに照射する

台風の影響による被害で道が塞がれている

一般的な放射線治療で使われるX線の場合、照射しても、がんを退治するエネルギーは体の表面で最大になり、がんに届く頃には小さくなってしまう

倒木を跨ぎ、ぬかるんだ道を行く

これに対し、重粒子線は、がんの体の奥でエネルギーが最大になるため、がんを狙い撃つ力が大きいのが特徴

3ケ所ぐらいで崩落がありました

特に、頭や骨など外科手術が難しいところに出来るがんの治療が期待できる。手術に耐える体力のない高齢者のがんの治療にも向いている

黄鉄鉱が採れる場所

治療できるのは、脳、神経、食道、肺、肝臓、前立腺など。ほぼ全身のがんだが、保険適用されているのは、骨軟部腫瘍だけだ

大峠・音羽三山への分岐

それ以外のほとんどのがんは、診察や検査に保険が利く「先進医療」として認められているものの、治療費は自費で約300万円が必要となる

女坂伝承地:日本書紀の神武天皇即位前紀戊午年9月の条に「女坂置女軍。男坂置男軍(女坂に女軍を置き、男坂に男軍を置く)」とあり、大峠はこのうちの女坂と考えられている。男坂は、北にある半坂峠と考えられ「男坂伝承地」の石碑が建っている

この石碑は昭和15年、紀元2600年祭の一環として建てられたものである(Wikipediaより)

現在、重粒子線治療を行う施設は、兵庫県立粒子線医療センター(たつの市)など国内5ケ所

峠の下には、大峠トンネル(2002年3月、延長1806m、および八井内トンネル2003年3月、延長475mが通っている)

重粒子線治療は、日本が世界をリードしてきた次世代のがん治療だ。痛みや副作用がほとんどなく、治療の翌日から日常生活を送ることができる

下山に使う細峠への分岐。龍門ガ岳へは真っ直ぐ

X線や外科手術と比べて高い生存率が期待されている

迷いやすい分岐が3ケ所くらいありますので注意が必要です

青文字は、読売新聞大阪発刊65周年増刊特集より