アベノミクスとは何か

財政再建は何よりも将来世代のために行われなければならない。幼い子供たちを支援すると言いながら、財政再建をおろそかにするのでは、ちぐはぐでがないか

季節は秋から冬へ変移して行く

落葉樹がすっかり落ちてしまうと、森は眠りに入る

人の一生を暗示するかのようだ

やがて5年に達する目下の景気拡大だが、景気は必ず後退期に入る。伸びきった財政と金融政策で、来るべき景気後退にどのように対処するのか。それは「ポストアベノミクスで宜しく」、では無責任ではないか

落葉したての頃はまだ命の名残がりがあり魅せてくれるが、色が消えてしまうと人の意識も遠ざかってしまう

10月の総選挙で「アベノクスの加速」を訴え大勝した安倍晋三首相。今後もこれまでの経済政策が続く

さくらの落葉

そこで改めて問いたい。「アベノミクス」の本質とは一体何なのだろうか

ハナミズキ

安部政権下、「1億総活躍」はじめ様々な言葉が次々に生まれた。しかし、こと「経済政策」について言えば、要するに財政と金融政策のアクセルを目いっぱい踏む。これがアベノミクスの本質である

枝から離れ落ち次の命の元となる

2013年のスタート時「第1の矢」と言われた「異次元緩和」。アベノミクスは、デフレこそが日本経済の宿痾(しゅくあ)と位置づけ、それを金融緩和で解決することを目指した

自然は、繰り返し繰り返しながら命を育んでいく

しかし5年経っても当初も目標「2年で2%の物価上昇」は達成される見込みがない。にもかかわらず日本経済は、安倍政権の誕生の直前12年11月を谷として、以来今年月まで58か月間、景気拡張が続いている

その命は形を変えても容積は変わらないのでしょう

長さの上では1960年代後半の「いざなぎ景気」を越えた。物価マネーをいくら増やしても上がらなかったが、景気は回復し、人手不足の完全雇用になった

植物も、動物も、人間も形を変えながら自然の中を循環しているのでしょう

文字通り「異次元」の金融緩和は確実に財政規律を緩めた。20年に基礎的財政収支を黒字化するという財政目標は、あっさり先延ばしされた

実南天一途に夕日集めをり・・・奈良新聞俳壇より

選挙後最初の閣議で、いち早く17年度の補正予算案の編成を指示した。災害対策など予算に補正が必要になることはあるだろう。しかし補正予算が、当初予算における財政再建努力を無にする「バラマキ型」財政拡大の年中行事となっていることは、天下周知の事実である

良い命の作用を創るべく、研鑽し命を耀かせることが生きることなのでしょう

実り

選挙中に自らが成果として訴えた有効求人倍率の高さ、「人手不足」を前に、なぜ今、補正予算の編成をしなければならないのだろう

青文字は、日経「大機小機」より

明日より、2017ラスト登山「ダイヤモンドトレール下見」を連載します