50歳からの人生誇りを持って

自然と対話しながら走り、体を動かすことを通じて得る喜びとその醍醐味、走るためのヒントをこれからつづっていきたい

危険な場所ではガイドさんがサポートしてくださいました

一昔前なら50歳前後が寿命だったことを考えると、ここ10年で私の体が別人のように衰えてしまったのも無理はない

山では慎重にして過ぎることはない

難しいチャレンジではあるが、ギリギリの挑戦の先に待っている世界を楽しむ心づもりで、50歳からの人生も誇れる最高の時間にしたいと思う

祖母山は九州3位の高峰です

自分を追い込み高みを目指す

野山を駆けるトレイルランニングに魅せられた私がプロとなったのはそもそも40歳とかなり遅かった

神武天皇の祖母「豊玉姫」の石祠が名の由来とは今回の遠征で初めて知りました

15年務めた安定した公務員生活にピリオドを打ち、プロになることを決意したものの、生活していけるか不安でたまらず、とにかく目先のUTMB(世界最高峰の取れるランニング大会)で結果を出すことのみ専念した

16:26分、全員北谷登山口に下山

40年の人生でこれほど強いプレッシャーを感じた日々は初めてだった

本谷尾根の風穴コースは上級コースで、一般登山者には不向きとのこと

一方でこの時ほど湧きたつような高揚感に包まれ、高みに向かって突き進む充実した日々はなかった

ここから五ケ所小学校までは宮崎交通タクシーを使いました

今となれば陸上選手としては三流、四流だった私がトレイルランニングで世界3位になれたのは、追い込まれた状況でも「最高の心の在り方」を体現できたからだと思える

登山ルートは大きく分けて4コース

50歳を目前にふと思った。このまま過去にしがみついていていいのだろうか。あの時感じた、湧き出るような気持に再びなりたい

途中運転手さんが紅葉のスポットに停車してくださいました

結果はどうであれ、もう一度UTMBにチャレンジしよう。そこで私は当時と同じように自分にプレッシャーをかけるべく、この挑戦を「NEVER」というプロジェクトで公開することを決めた

祖母山をズームアップ

プロスポーツ選手として長く存在し続けるために最も大切なことは何だろうと、長いこと考え続けてきた

ススキも歓迎

考えあぐねた末の答えは「過去の栄光にしがみつかないこと」ということだ

サービス心旺盛な運転手さんでした

鏑木毅氏は9年前40歳の時、ヨーロッパアルプスの最高峰モンブラン一周を巡る171kmのトレイルランニングで世界3位になった。登りの高さの累計は10000mにも及んだ

ありがとう!運転手さん、祖母山m(__)m

青文字は、日経「今日も走ろう」鏑木毅より抜粋

※翌日登った阿蘇山は後日連載いたします