月々に月見る月は多けれど

月見る月はこの月の月

作者不詳ですが、昔は芋に箸で穴を開け、その穴から月を覗いてこの歌を詠むしきたりがあったそうです

 

名月(見事な満月)

三脚を使用しなくてもブレずに取れました

午後8:30分頃には雲が月を包み始めました

吉野杉の「樽酒」で月見観賞

古都奈良の猿沢の池では、名月の下「采女祭」が行われました

午後5時頃、十二単の花扇使や、天平衣装に身を包んだ采女らが龍や鳥をあしらった管絃船に乗りみ、流し灯籠が浮かぶ池を周遊した後、秋の七草で飾った花扇を池に投げ込んで、采女を供養した

采女際は、采女(女官)の悲恋伝説にちなんだもので2隻の管絃船が池を巡行した

奈良時代に天皇の寵愛が衰えたことを嘆き、采女が入水した伝説を基として、室町時代から続く神事

同様の伝説がある姉妹都市の福島県郡山市の「郡山ミスうねめ」も参加

采女が身を投じた池を見るのはしのびないと、池を背に建てられた采女神社で神事を斎行

美しい月の下で雅楽が奏でられ、見学者は天平の雰囲気が味わえたのではないでしょうか

「猿沢の池の月」は南都八景の一つ

中国の瀟湘八景などにならって作られたとか

日没とともに昇ってきた月は実に美しかった

十五日に出でにし月の高々に君をいませて何をか思はぬ・・・万葉集

秋風に今か今かと紐解きてうら待ち居るに月かたぶきぬ・・・万葉集

あしひきの山がなくもが月見れば同じき里を心隔てつ・・・万葉集

能登の海に釣りする海人の漁り火の光にいませ月待ちがてり・・・万葉集

あまの原ふりさけみれば春日なる三笠の山にいでし月かも・・・阿倍仲麻呂

雲をりをり人を休むる月見かな・・・芭蕉

少し欠けて見えたのは目の錯覚ではなく暦の都合

満月になるのは明日の晩

奈良新聞参考