三国志の魅力・・・④

一人一人の志が輝く時代へ

三国志は中国理解の入口

唐松岳山頂へのアクセスロード

三国志辞典は、歴史家の陳寿が3世紀後半に著し、後に「正史」と位置付けられた歴史書「三国志」に基づく辞典です

五竜への稜線

三国志は2種類あります。歴史書としての「三国志」(以下正史)と、物語としての「三国志演義」(以下演義)です

牛首

「演義については行き届いた辞典があるので、「正史」に関する辞典が求められていました

イワヒバリ

本書の内容ですが、「正史」の解説から始め、魏・蜀・呉の歴史と人物をまとめています

つがいで仲良く餌を啄んでいました

三国志にはたくさんの人物が登場します。かつて「ビジュアル三国志」という本を出しましたが、主要人物だけでも300人はいる

三国志を読み始めてものの、途中でやめた人の理由の多くは「人がたくさん出てくるからです」

唐松岳夕照

登場人物を整理したいとの思いがありました

また、「三顧の礼」「君臣水魚の交わり」「水師の表」をはじめ、「40」の名場面を選んで紹介しています

さらに、三国時代の思想と文学の動向を整理するとともに、「魏志倭人伝」に関する私の解釈を載せ、資料集も充実させました

私は高校2年の時、吉川英治の「三国志」に出あい、多彩な人間ドラマに魅せられました

唐松岳に沈む夕日

当時、理系でしたが文系に転向し、古典中国の研究者の道を志しました

「三国志は学問の対象ではない」と迫害されましたが(笑い)、志を貫いてきました

一瞬窓が開きました

小屋前は霧に覆われてしまいました

青文字は、聖教新聞「三国志の魅力」、早稲田大学文学学術院教授・渡邉義浩さんに聞くより