三国志の魅力・・・①

一人一人の志が輝く時代へ

五竜の雄姿

正史と演義の違い

「正史」が曹魏(曹操が建国した国)を正統とするのに対し、「演義」は蜀漢(劉備が建国した国)を正統とする

不帰嶮から白馬三山の稜線

これは、朱子の影響が大きい。朱子学を打ち立てた朱子は、南宋の人です。当時、北方の異民族に支配されており、これが許せない朱子は、漢民族が領土を回復すべきとの立場から、蜀漢正統論を主張

白馬鑓ヶ岳

さらに漢の正統を守るため、曹魏に対する北伐を続けた諸葛亮を高く評価しました

天と地の境目

「義によって国家の形成を目指したものは、ただ一人諸葛亮がいりだるである」と

唐松岳山頂山荘

官僚採用試験である科挙の基準が朱子学となると、朱子による蜀漢正統論と諸葛亮像は国の絶対的評価となります

五竜岳への稜線

こうした時代にまとめられた「演義」は、曹魏ではなく、蜀漢が正当にならないと成立しないわけです

白岳2541mと五竜岳

日本人の三国志像を決定づけた「吉川三国志」は、曹操と諸葛亮の二大英雄物語です

「演義」は、この二人に関羽が加わります。というより、関羽中心の物語

フォッサマグマが通る大黒岳2511m

「演義」の決定版の主役は「三絶」と称される傑出した人物。曹操と関羽と諸葛亮ですが、諸葛亮を踏み倒してまで関羽に光を当てています

雪渓が残る立山連峰

手前は大黒銅山、餓鬼岳への稜線

青文字は、聖教新聞「三国志の魅力」・・・早稲田大学文学学術院教授・渡邉義浩さんに聞くより