流れる星は生きている…③
満州脱出 母の闘い・・・藤原正彦(新田次郎次男)
戦争激しく憎悪
私の胸に生きている、あなたの行った北の空、ご覧なさいね。今晩も泣いて送ったあの空に流れる星は生きている
総社・南志見住吉神社
御神輿の入城
私はこの歌(戦死した日本兵が作り朝鮮人の戦友が引き上げの一団に伝えた)を・・・国へ帰りつくまで心の中で歌い続けていた
指定された場所に安置されます
民主主義が機能する大前提も、主権を持つ国民が、決める能力つまり教養を持っていることだ。ポピュリズムで未来が決まる世界では、戦争の抑止は難しい
幟旗がたなびく

もし父母が存命で、今の世界を見たら。父は冷静に、日本が生き延びるにはどうするかを考えると思う
故粟倉武は村医で叔父とは義兄弟でした
でも母は、戦争だけはしちゃいけないというのを、本当に強く思っていたから、戦争が非常に近くなっていることをかぎつけ、いらだつと思いますね
昇竜の松
この世界は、一体何回戦争をやったら分かるんだとね。世界中があれほど悲惨な目に遭いに遭って、泣きに泣いて、それでまたやろうって、一体どうなっているんだって、激怒すると思いますね。どこまでばかなんだってね
葉が少なくなりました。小学生の時、図画の時間に写生しました
母は生前私の女房にも、もし戦争になったら、正彦の左腕を落としますって言ったそうです
輪島市天然記念物です
あれほどの思いをして満州から帰った息子を、戦争で殺すわけにいかないと
16:12分、神事に先駆け、「子供祭り太鼓」が奉納されました
戦争の憎み方の激しさですよね。我々は戦争をやっちゃいけない、という
総代の方が心付けを渡されていました
母は息子の腕を切り落とす、とそこまで嫌う。引揚者として、そこまで苦労したということですよね
長年に亘り子供たちに祭囃子を指導されている南高四氏
昨年、実家で演奏して頂きました<m(__)m>
「流れる星は生きている」は、満州からの引揚げ体験を描き、終戦直後ベストセラーになった
南高四氏の情熱には頭が下がります<m(__)m>
作者の藤原ていが、5歳、2歳の息子2人と乳飲み子の娘を連れ、満州の新京(長春)から故郷の長野県諏訪にたどりつくまでの体験が描かれる
子供の頃、境内に土俵があり、相撲大会が奉納されました
優勝賞品は「米1俵」でした
観象台勤務の夫(後の新田次郎)がソ連軍の収容所に連行された後、北朝鮮の町に残されたていが、子供たちと生き延びるため「闘う母」へと変わっていく姿
氏子代表で玉串を捧げる田谷滋氏(昨年キリコの責板を担当)
プライドや尊厳より命を選ぶ自身を、一歩離れて見つめる筆致
昨年の宵宮では、山耀会も玉串を挙げさせて頂きました
圧巻は、約1年の後、乳幼児3人を連れて38度線を越える日々だ。狂気にも似た意思の力だけで進むてい、朝鮮の農家の温情を得て息子たちの命を取り留める場面
他の日本人から投げつけられる、心を刺す蔑みと哀れみ
神事が終わるとお神酒が振る舞われます
極限にあって人々は、生きるためにどんな選択をするのかを、飾らずに切り取った視点が、同様の体験を経た多くの日本人の、共感を呼んだ理由だろう
輪島塗の盃
聞き手の結城和香子さんは、私の母方の一家も、朝鮮半島北部からの引き上げの体験をした。生前祖母に話を聞き取らせて欲しいと頼んだ時、つらいからだろう、「流れる星は生きている」に全部書いてあるから。そう言われた。それが本との出会いだった
パワーをいただきました(^◇^)
30度線の北朝鮮の山。初版本は、その赤い泥土の色を模した装丁という
16:58分、尊利地浜・御旅所で太鼓と祝詞奏上
2本の忌み竹に注連縄が取り付けられています
ユーモアを交え、近代史観の根本を覆す視点を論じていた藤原さんが、真顔になって本を取り出し、扉の父母の一筆は「私的なもので見せられない」と言った時、はっとした
平成16年、韓国の比較民族研究会の皆さん40人が見学に来られ、このような素晴らしい祭り文化があるあなた方は本当に幸せ者です、と話されました。大切にしなければならないと思います
3歳の幼児に引き上げの記憶はない。3回だけ読んだという本と一筆は、命をかけた母との絆と、原点と呼ぶ体験封じた記憶の聖域そのものだ
軽トラックで御神輿を引っ張り、白山神社まで坂道を押し上げました
それは恐らく、藤原さんの思想を支える強さの源でもある
17:43分、白山神社帰還
祈りを込めて書いた母と、導く父の思いを継いで
宮司が祝詞奏上して水無月は終了しました
藤原正彦:74歳。数学者。東大理学部・同大学院修了、お茶の水大学名誉教授。著書に「若き数学者のアメリカ」「国家の品格」「日本人の誇り」など多数
17:00分、「地球平和を見守る龍」が奉納されている白山神社を後にしました
青文字は、8月14日付読売新聞「満州脱出 母の闘い」より






















