娘に誘われて西大寺「ムジークフェストなら2017」を鑑賞して来ました。西大寺境内にある「興正殿」で、土舞台ユーラシアアンサンブル5名(1名は司会)による演奏が1時間10分行われました

二胡、ネイ(ナーイ)、ブズーキ、ダラブッカ デフ レクの四重奏で

ネイ:インドの笛で紀元前3000年頃からの楽器

ブズーキ:ギリシャの三味線

ダラブッカ デフ レク:陶器で作られた打楽器

美しき天然(日本唱歌)

トラジ(韓国民謡)

賽馬(モンゴル民謡)

送我一支瑰花(新疆民謡)

ニクリズ プシュレブ(オスマン古典)

ランマバーダ ヤタサンナ(アラブ伝承曲)

アパノスティン(ギリシャ伝承歌)

金堂前に立てられた看板

「土舞台」は、推古天皇20年(612)に百済からの帰化人・味摩之(みまし)に伎楽(ぎがく)の舞を、少年たちに教えた場所である、と「日本書紀」に記され、日本における芸能発祥の地とされています

金堂から塔趾を望む

奈良県桜井市に「土舞台」史跡があります。伎楽は発祥はギリシャともチベットとも言われる仮面舞踊で、中国南部の呉の国で成立したものを朝鮮人が日本に持ってきたわけです

西大寺の創建は奈良時代の天平宝字8年(764)に称徳天皇が鎮護国家と平和祈願のために、七尺の金銅四天王像の造立を発願されたことに始まる

神楽と融合し能楽などの元になっていったとされています。太古の時代から人々は山を越え、海を渡り、あらゆる産物や文化、芸術、芸能、発明や思想を交換し、発展して来ました

当時は31町(約48㌶)に及ぶ広大なもので百十数宇の堂舎が甍を並べていた

現在日本の伝統文化とされているものも、ユーラシア広域の交流から生まれたものなのです

平安時代には再三災害に遭ったが、鎌倉時代に希代の名僧興正菩薩叡尊が復興を図り真言律宗の根本道場として伽藍を整備された

その雄大な歴史と人々のつながりを音楽と踊りで表現していこうと、ユーラシア各地の伝統楽器の奏者が集まって結成されたのが「土舞台ユーラシアアンサンブル」です。毎年秋に「土舞台」での公演を行っています

室町時代には兵火などによって多くの堂宇を失ったが、興正菩薩以来の法燈は連綿として維持され、真言律宗の総本山として今に至る

本堂は光明真言堂とも言い、本尊は釈迦如来立像で共に重要文化財に指定されている

文殊菩薩騎獅像及四侍者像五体、阿閦、宝生、弥陀、釈迦如来坐像、吉祥天立像、行基菩薩坐像、愛染明王坐像、四天王立像及び邪鬼、十一面観音立像などが重要文化財に指定されています

興正菩薩叡尊坐像、十二天画像、鉄宝塔、五瓶舎利容器及舎利塔、大日経、金光明最勝王経などは国宝

近くにありながら訪ねることが出来なかった西大寺、娘のお陰でようやくお参りすることが出来ました

境内にある大欅(郷里の白山神社のものと比べ高さはこちらが高いと思う)

奈良ファミリー駐車場から、平城宮跡、若草山、大和青垣の眺望

青文字は、出演者からのメッセージです