探検・冒険

生きる意味極限で考える

落石がゴロゴロ

そのような登山を始めた理由について、彼はフリークライミングが登山史に現れた歴史などを解説しながら、<こうでもしないと現代では、文明品をはじめとする「他人の力」に頼ることになってしまい、自分の力で山に登ることなどできない>からだ

温泉パイプ輸送管

自らに敢えて制約を課し、「登山」という行為の本質に近づこうとする

ひっそりと咲くイワカガミ

その体験を通して、彼は人間の「生きる意味」を突き詰めて考えると同時に、現代社会のありようや私たちが失ってしまったものを照らしだそうとした

健気に咲いている。しっかり見てあげねば

今からちょうど11年前、服部文祥のデビュー作『サバイバル登山家』を読んだとき、「このような凄まじいものをかく人がいるのか」と強い衝撃を受けた

峡谷

サバイバル登山とは服部氏が自ら名付けた登山のスタイル・思想だ

流れ落ちた水は、硫黄川、酸川(すかわ)、長瀬川となり猪苗代湖に流れ込む

食料や道具をできる限り持たず、装備を極力減らした状態で山を登る

新緑も綺麗ですが、紅葉はもっと綺麗だという

「自然に対していかにフェアであり得るか」というテーマのもと、様々な山塊に入っては、岩魚を釣ったり山菜を取ったりしながら、最終的な登頂を目指すのである

油断禁物、谷底まで切れ落ちている

カバー写真に使われている著者の姿からして、なにやら人を惹きつける異様な力がある

高さ150m

服部氏は釣り上げた川魚の皮を歯で引きちぎっているのだが、その眼光がまるで獣のように鋭く血走っている

滝は下から見上げる方が迫力がありますね

「自分の力だけで山に登ること」を純粋に追求しようと試みた

 

ヤツオツツジ、タムシバが咲いていました

自らの肉体を山の苛烈な自然に放り込み、ときに空腹と乾きの中で自然と同化するようにピークを目指す。その過程を本書で臨場感たっぷりに描いている

滝壺温泉もいいかもね

青文字は、日経夕刊「ノンフィクションの風景」稲泉連氏より抜粋