リーダーの本棚

登山の孤独、経営に通じる

高校時代に読んだ山岳小説から一途な生き方にあこがれた

視界は15㍍くらい

声は風でかき消され、姿を見失うと遭難ですね

「山をやるなら、これくらいは読みなさい」と薦められたのが、新田次郎の「孤高の人」でした

船明神を経て

ペイントが薄く読みづらい

自らを律するストイックな人となりは、山岳部の先輩やバンダイの創業者に重なるのです

崖の下は立ち入り禁止区域の沼ノ平

単独行で亡くなった植村直己さんの著書「極北に駆ける」や「青春に山に賭けて」などは、加藤文太郎と比べるとほのぼのとした面白さがあります

ところどころに雪渓が見られた

ですが自然と向き合える山でしか自分が生きている実感を見つけられなかったのだと思います

これだけガスって来たら、道迷い、滑落の危険性が増してくる

苦しいのに、なぜ山に登るのか

「そこに山があるから」という言葉には、山を征服するという響きがあって違和感を覚えます

下から硫黄の匂いが立ち込めてくる

日本人の感覚では、山と調和して、そこに自分らしさを見出すのではないでしょうか

馬ノ背・牛ノ背で切れ落ちた沼ノ平を眺望する

山登りに打ち込む人は、不器用で人との付き合いが少し苦手なような気がします

(ガスっててほとんど見えない)

タイプは違いますが私も山をやる一人として、そんな生き方に共感するところがすごくあります

神秘的な風景の連続

経営者も孤独ではないですか

本で知る経営者は、孤独を極めて、どう生きるのかを考える人が多い

赤茶、黄土、白土、残雪、霧

孤高の人は、山の頂に立つ厳しさを象徴しています

社長業も切り立つ頂に独り立つ感覚に近いのかなと思います

左は植生帯

青文字は、日経夕刊「リーダーの本棚」田口三昭氏より

右は大きく切れ落ちている