この詩と同様「ただ遠い世の松風ばかりが薄みどりに吹き渡」っている秋の末、私もその丘へ上がってみた
2016年山岳遭難 2,495件(滑落が約4割)
遭難者数 2,929人(死者行方不明者319人・前年比▲16人)
登山計画書の提出 全遭難者の21.6%
(外国人遭難者93人)
※15日、警察庁発表
残雪越しに見る緑の丘陵帯
そしてそこから、ようやく雲の取れた安達太良山を眺めた
篭山1548m、峰ノ辻から東側へ続く尾根にある
安達太良の東山麓が一望できる
それは代赭色に枯れた広い丘陵の起伏の彼方にあった
雲の切れ間からロープウェイ駅舎が見えた
それは一つの独立峰の形ではなしに、幾つかの嶺の連なりの姿で立っていた
表参道からの登山道は道標も多く、道も広いから迷うことはないだろう
地図の上では、その一連の峰に、箕ノ輪、鉄山、矢筈ノ森、和尚山などの名が付けられ、その中央の乳首のような円錐峰が安達太良山となっている
ツツジ科の花でしょうか?
だから俗に乳首山とも呼ばれる
ガレ場になってきた
しかし万葉集や智恵子が安達太良山と見たのは、その小さな乳首だけでなしに、その全体を指してのことだろう
石積みされたケルン
「あれが安達太良山」と私もつぶやいた
所々にケルンが見られました
そして「あの光るのが阿武隈川」はどこだろうと振り向くと、反対側に、福島県を縦に貫く凹地帯を距てて阿武隈山脈が連なり、その麓にその川が流れていた
ミネズオウの群生帯
私は再び安達太良山に眼を返した
乳首山をバック撮りました
乳首の右に、鉄山、箕ノ輪山と並び、更に遠く離れて、もうすっかり白くなった吾妻山が輝いていた
五葉松に乳首山
山へ登る前にその山を望見するのは、登頂を終えて振り返る時と同様、心のときめくものである
篭山への稜線東側の雪渓
青文字は、深田久弥著「日本百名山」より











