おおらかな山に突然ある怒り

一人きりだったら妄想が生まれるだろう

雪男や雪女が出て来ないかとか・・・

団塊の世代楢山さえも混み

天狗が出没しないかとか・・・

ゴミの山人の心が捨ててある

神秘的な世界

閻魔とは話がついたか山を越す

昔の人は此岸と彼岸の境目と思ったかも

谺がかえる大丈夫と返る

自然の営みは厳粛で壮観

山深くV字の空に星を見る

魔力の誘い

卒寿来ていくつ越えたか針の山

圧巻

山の風胸の空気を入れ替える

白黒の世界

山頂をひとり占めしてにぎり飯

この霧が霧氷を作る

山に住む四季の移ろい糧として

冬眠

いにしへは神住む山と人恐れ

身を澄む

あの峰のそのまた奥の岩桔梗

もうすぐ山頂

青文字は、奈良新聞柳壇「山」より