「自分の歌は文学か」素適な答えに感謝!・・・ボブ・ディラン

こんばんは、皆さん。この場に出席できないのは残念ですが、名誉ある賞の受賞を光栄に思っていることを分かってください。ノーベル文学賞の受賞は想像もできませんでした

12月4日12:25分、鶴林寺跡大銀杏の木

私は幼いころから、トーマス・マン、パール・バック、ヘミングウェイなどの作品に親しんできました

椛と銀杏の競演

これらの文学の巨匠たちのリストに加わることは、本当に言葉では表現できない思いです。もし誰かが私に受賞のわずかなチャンスがあると言っても、月面に立つのと同じくらいの確率だと思ったことでしょう

境内をうめる山耀会と銀杏の黄葉

この驚くべきニュースを知ったとき、理解するのに少々時間がかかりました。そして偉大な文学者ウィリアム・シェークスピアのことが頭に浮かびました

耀き散った黄葉、次の命の源

彼は自身を劇作家だと考えていたはずです。文学を書いているという考えは頭にはなかったでしょう

 

 

彼の言葉は舞台のために書かれ、読まれるのではなく話されることを意図していました。ハムレットを書いた時、「これらの役割にふさわしい役者たちは誰だろう」とか、「どのような演出をするのか」など様々なことを考えていたはずです

現在耀くことが出来る幸せをかみしめて

彼の考えから最もかけ離れていたのは「これが文学なのか」という問いだったに違いありません

一期一会の集い

私は長い間、すべての行動の中心に歌がありました。ただ、シェークスピアのように、私も創造的な努力と共に、「よいスタジオでレコーディングできているか」などと日常的な物事に追われることが多いのです

この耀きをご覧ください

「自分の歌は文学か」と自問したことはこれまで一度もありませんでした

銀杏吹雪

スウェーデン・アカデミーが、この問いを考えて(受賞という)すてきな答えを最後に出してくれたことに感謝します

静かな佇まいの境内

青文字は、12月12日付読売新聞夕刊より