老いたる驥(き)の櫪(うまや)に伏すも、志は千里に在り

烈(たけ)き士(おのこ)は暮年(としお)いぬれど壮(さか)んなる心は已(や)まず

「古詩選」で紹介されている詩です。師匠の傘寿の時に贈らせていただきました

自分が年齢を重ねるにつれ、一層この詩が好きになりました

今春設定された登山道です

食べたものによって血や肉が出来るように、思考は、読んだものによってつくられます

急峻な坂道です

自分が本を執筆する際も、自分の中で溶け合わさった過去の読書が、その時々に出てくることのように感じます

階段とロープが取り付けられています

知らないことを知るのは、とても楽しいことです

老松の樹皮

中国や日本の歴史や文化については本で親しんできましたが、西洋や中東についてはまだまだ読みたい本がたくさんあります

こんな彫が深い樹皮は珍しい

本を読まないのは本当にもったいないことだと思っています

30分程で稜線に出ました

坂東眞理子さんが生まれ育ったのは、自然豊かな富山県立山町です。外で遊ぶのも好きでしたがなにより本が大好きでした

分岐となるピークで昼食

母の本棚にあった源氏物語、学校の図書館にあった世界文学全集、貸本屋の本・・・。詠むものがなくなると、姉たちの高校の日本史の教科書を何度も読み返しました。自分の知らない別の世界を見せてくれる。まさに本が友達でした

眺望が開けるよう伐採してあります

正面の山は560m

とりわけ多く読んだのは高校、大学時代です。梅原猛さんの「地獄の思想」は大学時代に出合いました。華やかに見える貴族たち。その裏に隠されて悲しみや苦しみが描かれていました

 パノラマビューレストランです

学生運動が盛んな時期で、政治、政策論をたたかわせている人がたくさんいました。彼らを突き動かしているのも、実は何か別のものではないだろうか

100回記念で作成した幟を立て集合写真

誰もがもがき苦しんでいるのではないだろうか。「地獄の思想」で描かれた内容が自分の周囲に重なって見えました

顔が隠れている方がいたのでもう一枚です

青文字は、日経「リーダーの本棚・坂東眞理子氏」より