退屈も贅沢のうち秋の夜

千手茶屋前の橋で勢ぞろい

登山列車これよりいよよ銀河へと

背景は千手滝

高さ15m、滝、岩、樹木、滝壺が調和した美しい滝。岩を伝って千手のように落水するところから名づけられました

名月や町を豊かにして通り

我々が最多のグループだったでしょう

石庭の石に砕けし落木の実

布引滝

高さ30mの岸壁の片隅を白布のように落ちる滝

捨てに捨て次の世を待つ月見かな

交差が出来ず立ち往生する場面も所々で発生

秋さりて空にせせらぎあるごとしカロリナポプラ葉の揺るる音

山肌の陰影

また遠く旅に出でむと旅のこと思うは日々のくらしを支う

高いところは色づいています

平凡な明日といふ日を疑はず街は明るき賑はひの中

巻き道、遊歩道がなければ上級者コースですね

些細なることにくよくよするなよと我に教えて磐梯山あり

深い渓

生誕に没後もありてかの世には静かに眠りたし草枕

水鏡

通ひたる書肆(しょし)の閉店秋惜しむ

 

日経新聞「俳壇・花壇」より