登り続けた優しい猛者

田部井淳子さんは登山家というような鋭いイメージはなく、これほど優しい人があろうかという“天女”のような方だった

ブナの紅葉

女性で初めてエベレストの頂上に立ち、7大大陸最高峰登頂も果たした猛者ではあったが

この時期でも、樹林の林床には苔がいっぱい見られました

エベレストはシェルパーと二人だけの登頂。南峰から頂上への山場は体の半分が中国で、もう半分がネパールというナイフの刃の上の綱渡り

何の実でしょうか?⇒ツルリンドウ(SONAさん有難うございました)

熊の糞でしょうか?種が混じっています

装備も万全ではなく「母が着物下に着ていたネル生地をズボンに加工し、その上にトレーナー姿」の時代

倒れたブナの木、年月を経て土に還ります

「緊張で頭が変になりそうだった」という

芯の強さはあくまで打ちに秘められていた

癒され和みます

「山は自分のゆっくりのペースで登り続ける」

の登山スタイルを守り、講演もユーモアたっぷりで笑わせ続けた

振り返ると、下ってきた弥山の山塊が

2007年に乳がんが見つかり、東日本大震災の翌年の12月にがん性腹膜炎で「余命3ケ月」と診断された

明星ケ岳から禅師ノ森1767mへの稜線

「あら、そう」と言ってのけたそうだが、抗がん剤治療の合間も多くの登山者と山を楽しみ、勇気づけた

左、釈迦ケ岳1800m

「寝ていると景色は変わらない。今度どこへ行こうかと考えるだけでワクワクしてくる

老起伏歴、上部に葉を付けています

福島県三春町出身の田部井さんは、次の世代の東北の高校生を富士山に登らせて元気にしたい、と呼びかけ、多くの仲間が応援に駆け付けた

倒れてもなお生き続ける

今年は5回目で100人近い高校生と富士山に登った

マングローブみたいだ

青字は日本経済新聞、10月23日付朝刊より