松園の女が描く女の美・・・奈良新聞柳壇より
般若心経に学ぶ
衆生を一切の苦厄から救い、衆生済度が経典の眼目
石楠花の葉は厚くて強そうだ

五蘊皆空:色不異空、空不異色、色即是空、空即是色、受想行識亦如復如是
花が白くなるとやがて散る

六不:不生不滅、不垢不浄、不増不減
まだ大丈夫です

三科:無色無受想行識、無限耳鼻舌身意、無色声香味触法、無眼界乃至無意識界
杉の木立

十二因縁:無無明亦無無明尽、乃至無老死、亦無老死尽
階段を登るだけでご利益がありそうです
四聖諦:無苦集滅道
険しい斜面に石垣を組み、舞台櫓に堂宇が建てられています

五蘊皆空の理解が大前提
大師が護っています

これにもとづく現象世界のあり方が「六不」
ひっそりと一輪の花

「三科」は自己と世界を在らしめる存在要素を「五蘊」「十二処」「十八界」に分類された法(ダルマ)を示し、我々の存在の関連性と迷いの原因を探求した「十二因縁」、そして最後の「四聖諦」は、迷いから悟りの世界へ向かう方法論として、我々の心を四つの視点で説かれています
見事な建築技術です

五蘊とは五つの法の集まりで、悟りを得た釈尊が最初に説いた「五蘊仮和合(けわごう)」は仏教の根幹を為す教理です
短い命を耀かせています

我々人間をはじめとする生きとし生けるものは、物質としてのいわゆる身体<色>に対象を捉える感受作用<受>、対象に想いをめぐらす概念化<想>、思考が伴う形成作用<行>、自己の経験値から対象をそれぞれに識別して判断する<識>といった精神的な要素が仮に和合しているに過ぎないという捉え方です

そして、もともと物質的身体を指した<色>、やがて仏教の法の分析にしたがって、我々の認識対象を含むようになり、最終的には縁起によって常に変化する現象世界の有為法すべてを包括するようになりました

青文字は奈良新聞・宗教欄「般若心経に学ぶ」・多川良俊氏を参考にしています