佇めばせせらぎの音百千鳥・・・読売奈良版俳句より
鶯やホトトギス、フクロウの鳴き声も聞こえてきました

人知れず世阿弥の桜散りにけり
群れ競う

菜畑や若き遍路の破れ靴
日陰の花

行く春の左岸音なき寺の町
太鼓橋

八重桜逝かれしお人みなわが師
女王

日本に仮名ありさくらさくらかな
蕾と開花

老木も若木も同じように咲くさくら咲く道みんなゐた道
看板娘

菜の花によもぎを摘めば日は暮れてさびしいけれど帰る家がある
一瞬に変わる雲行き

武蔵野のホーム窓辺に富士望み余生を励む山国育ち
饅頭でも食べるような大きな口

三月は死亡十四出生ゼロ人口一万人過疎進む町
日本の村は無くなるのでしょうか

風のなく波なかりけり椿落つ
白藤

存在のうすくやわらか初桜
八重桜が残っていました

桃色文字は奈良新聞俳壇より