「人間には分際がある」
人間には変えられない運命がある
生涯の勝ち負けは死ぬまで分からない
そもそも人間は弱くて残酷で利己的である
卑怯でない者はいない
人生には祈るしかない時もある(曽野綾子)
磐の上だからこその姿

 凡人のままで悟りの境地を得るものを山伏という
 修行によって深い宗教性に根差した優れた人格を形成する、というのが現代修験道の教えである
 修験道と登山はよく似ている
 峯中で前に人との感覚が空きすぎて姿を見失うと
鈴などの音を頼りにして道らしきものに迷い込んでしまう
見知らぬ谷へと迷い込んでしまう
前の人に遅れず歩け、これも修行である

  先駈け(先頭)は淡々と同じペースで歩いてゆく
山中で用を足す場合は、荷物を山道の脇に置き
他の人に声をかけて行くこと
遅れても後詰(最後尾)が待っていてサポートするので心配はいらない

  段差あり、木の根あり、の注意は必ず後ろに伝えること
山で足がグネッとなったら歩けなくなる
転けるのは命とりです
山の中は油断が一番怖い
13:24分、太古の辻へ下山
  水の飲み方
小さいボトルに詰め替えておいて、ちょびちょび飲むと良い
晴れると1~2リットル飲む
石群と大日岳
  以上の事は些細に見えるが、安全や体調管理に必須事項である
 何よりも申し渡されてのは荷物を軽くすること
下着を減らす方法が印象に残った
宿坊や山小屋に入ったら着たままである程度乾かし
就寝時に乾燥したものに着替える
翌朝、またその乾ききっていないものを再び着る
すぐ汗をかくので問題はない
谷間から涼しい風が吹き上げてくる
影像では伝えられない何かがある(聴覚・触覚)
  また、すべてのゴミは持ち帰る、は鉄則です
注意を受けるうちに風雨はいよいよ強くなり
台風17号が上陸したとのことだった
そのうなり声を聞きながら
「どうなろうと歩くのみ」と肚を決めた

  「熊野、修験の道を往く」参照