大峯山脈は近畿の最高峰・八経ヶ岳を頂点に1200m以上の名の在る山だけでも50座を数える雄大な山脈

 東面には北山川、西面には十津川が流れ水源には優れた渓谷美を数多く見ることが出来ます
 壮年期のV字谷には大滝が大半の谷に懸り、多くは連瀑となり、釜やゴルジュが発達しています
 そそり立つ岩壁とあいまって豪壮な渓谷が形成され、相当回数を重ねないと全貌を知ることが出来ない
 吉野から熊野に連なる大峯山脈は、無数と言ってよいほどの谷々を形成している
 北の吉野川に注ぐ渓谷では下多古川、人気の高い上多古川流域の上谷、上多古本谷、伊坪谷、大栃谷、矢納谷、わさび谷がある
 特にわさび谷の地獄谷は厳冬期シェークスピアの愛称で呼ばれる氷瀑群のアイスクライミングが人気である
 東の北山川に注ぐものでは白川又川の本支谷、前鬼川、池郷川の本支谷、、四ノ川、立合川、葛川などが深く食い込んでいる
 西の天の川や十津川に注ぐものでは川迫川の神童子谷、弥山川や険悪な谷として知られた舟ノ川、イブキ嵓谷、三ツ嵓谷、入谷、
 旭ノ川、中ノ川、笹の滝の懸る滝川水系の本支谷と栗平川
  本流遡行の醍醐味が味わえる芦廼瀬川
総じて大峯の谷は端正な形の滝、瀞、釜、深い樹林に囲まれた名渓が揃っている

  山と高原「大峯山脈」より