しばらく会ってないひとを夢で見て確認する生存と愛・・・沙羅
花の咲き乱れる斜面は中部山岳のアルプスの道のようだ
遊歩道すべて歩くと2時間かかります
 山頂へ行く前に西遊歩道へ入りました
見事な咲きっぷりのキンバイソウ
  琵琶湖の方角から心地よい風が吹いていました
 セメント工場の白煙やスキーのリフトは、山の美観を傷つける
甚だ目障りなものになっているが、それでも夏季には何千という登山者があるというのは、昔から名山と目されていたからであろう

  登山道は南麓の上野から通じているが、南向きの草地の急傾斜を辿らねばならないので、その暑熱を避けるため、大てい夜間に登って頂上で日の出を拝むのが例になっている
目で分かりにくいが、キバナハタザオ?
  頂上に密集しているたくさんの小屋を見ただけでも夏期の繁盛ぶりが察しられる
鈴鹿山脈
  私は山の混雑は大嫌いだから、4月中旬の1日を選んだ
晴天に恵まれて、誰もいない山腹を一人登ってゆくと、草枯れの間にもうタンポポや草ボケや紫ケマンの色どりが美しかった

  しかし私は薬草採りでないから、草花の詮索よりも、登るに従い展けてくる眺望に心を奪われた
 真南に大きな頭をもたげているのは霊仙山、その奥に連なっているのは鈴鹿の山々である
琵琶湖が小さく見えます
  眼下の近江の平野は菜の花盛りで、モザイクのように青の中に貼られた黄色は、目が染まるばかり鮮やかであった
 琵琶湖には春霞が棚引いて、その向こうにボウとかすんで見えるのは比良比叡の峰
比良はまだ雪の斑を置いていた

  青字は深田久弥著「日本百名山」から引用