長く生きたいと思うのは、生き物としての本能。年老いるとそうなる
103歳だからわかる。生きている限り人間は未完成
挑み続ける強さを
発表の場は与えられるんです
2年間いて、私の作品もある程度は評価されました
でも一重の垣根だけでなく二重三重の垣根を越えないと一流とは認められない
 
稜線から鉢伏高原を望む
 人類普遍の強さ、美しさ、深さが要るんです
厳しいけれど自分の表現を自由に追い求めていい、と確信できました
山頂にある避難小屋の屋根が見えてきた
  今年、数えで103歳になり、4月に出た「103歳になってわかったこと」が好評だ
一本の老杉
  芸術一筋に生きてきた山あり谷ありの人生を振り返り、まるで高僧の説法のような箴言にも満ちている
S氏から手信号が送られてきた
「ちょっと遅れています」
  人生を枠に収めずに自分を頼りに、やっておきたいことはどんどんやる
人は何歳からでも何かを始められるから
甑岩(こしきいわ)
迂回道を進みましたが、甑岩山腹を横切ることが出来るようです

  できなかったことを悔いてはだめ
この程度でちょうどいいと思えるかどうかが幸福になるポイントです
右は仙谷登山道、登山口まで1.9km
若桜氷ノ山スキー場、高天原に至る

  唯我独尊で1世紀以上生きてきました
でもね、富士山を眺めると謙虚になります
この日、登山大会が行われており、所々に看板が立てられてありました
  独立峰の雄大さを前にすると、私はなんてちっぽけな存在なんだろうと思うんです
氷ノ山登山道平面図
  篠田桃紅:美術家、書家。1913年中国大連生まれ、東京で育つ
5歳の頃に父に書の手ほどきを受け、24歳で書家として独立
墨を用いた抽象表現という新しいジャンルを開拓し注目される
56年に単身ニューヨークに渡り個展を開いて評価を受け、2年間滞在
帰国後も旺盛に捜索を続ける
著書に「桃紅百年」「百歳の力」など
中国地方では大山に次ぐ高峰
  大きな石がごろごろしています
 山腹に残る雪塊
 
日経新聞「篠田桃紅さんに聞く」から