体の半分はもうあの世にいて、過去も未来も俯瞰するようになる
まあいいでしょう、と諦めることを知る・・・篠田桃紅
登山道に張り付いたブナの盤根

 33歳で終戦
独自の水墨芸術はなかなか評価されなかった
ブナの葉笠
  戦前、書道展に出展すると、才気煥発だけど根っこがない、と批評されました
豊かな樹木  書の常識を踏まえていないからこその酷評ですが、私の根っこは私の中にあると信じていました
黙々歩きますま  幼い頃から接してきた家にある軸、額、書、紀元前の甲骨文字、古今集などあらゆる古典
文字以外でも影響や感動を与えてくれたもの、拒絶したものだって私の根っこです
だから根なし草という悪口は気にしませんでした
森は寛容です。すべてを受け入れます
だから汚してはならないのです

  常識を軽んじるわけではありませんが、常識からは何も生まれない
創造とは無縁です
お見事
  常識はね、繰り返しなので安住できる
何かに挑んで新しいものを作り出す力にならないのです
森の主
  戦後ゼロからの出発でしたが、大袈裟にいうと、戦争に負けた日本を芸術と文化で背負うんだという使命感がありました
思いを共有する若い仲間達がいて、気概にあふれていました
山頂まで残り1kmが長い
  43歳で単身ニューヨークに渡る
戦争でヨーロッパが疲弊して先進国の中でアメリカだけにパワーがあった
高校生のグループが次から次へと通り過ぎて行きます 

 世界中の文化、芸術、芸術家が集まって、しのぎを削っていました
抽象、前衛が台頭していてアーティスト達が自由に自分の芸術を追及していた
マザーツリー、胎内の音に耳を傾ける