日々日々又日々、無能にして飽酔す太平の春・・・良寛
曲水の宴

水の流れのある庭園で、その流れの縁に出席者が座り、流れてくる盃が自分の前を通り過ぎるまでに詩歌を詠む

 盃の酒を飲んで次へ流し、別堂でその詩歌を披講する
 木漏れ日も柔らかな平安の庭を、ゆるやかに曲がりながら流れる一筋の遣水
 色とりどりの狩衣や小袿(こうちき)といった平安時代の貴族の装束に澪包んだ7名の歌人が遣水の傍らの座に就く
 川上に控えた水干姿の童子が朱塗りの盃にお神酒を注ぎ、羽觴の背に載せて流します
 琴の音が響く中、歌人はその日の題に因んで和歌を詠み短冊にしたためます
 そして目の前に流れ来る羽觴を取り上げ、盃の酒を頂きます
 宴の間には白拍子の舞も静々と披露され
 ゆったりと時間が流れる王朝の雅を今に再現しています
 城南宮では、毎年4月29日と11月3日に催しています
 曲水の宴は中国古代、周公の時代に始まったされています
 永和9年(353)、天皇のお出ましを仰いで行われたことが日本書紀に記されています