月すめば谷にぞ雲はしづむめる峯ふかきはらふ風にしかれて・・・西行 
 この句は西行が修行の際詠んだ歌だが、このあたりの深山幽谷ぶりが伝わってくる
  瀬音は神様のメッセージ天の川
下市から雲海を目指すように走ること1時間30分
それと分かる温度の変化は中国に云う神仙境の道程か
  黒滝村を過ぎ、笠置峠を越え、道がT字形に出合ったところが川合の集落である
  右手に行けば川沿いに古い高野街道が南西へと延び、天河弁財天や栃尾の円空仏、雨乞い多聞天で知られる永豊寺が待ち受けている
  その細長く伸びる集落に寄り添うように流れている川こそ天の川である
 
ここを訪れた人の誰もが、あの七夕伝説に想いをはせたことだろう
  ここに来て夜空を見上げた人は数知れないのではないか
  はるか1300年の昔から累々と、そしてこれからも延々と
   天の川は、霊峰、大峯山から湧き出る清流を集めて流れている
 霊地といえばそこは神の座すところ
神がいる世界を天上界という
天の川は天上界を流れる神秘の川である