29日夜大阪城、雨が降り出しました
雨が作り出す光のページェント
ライトアップされると白鷺城みたいです

孤高の人・加藤文太郎は山に恋していた

山に敬服していた。そして彼は、その山を、時としては敵として戦った。加藤は常にひとりであった

なぜ山にそれほど牽かれるのか、山があるから山へ行くのだといったような逃げ口上では済まされないものがそこにある…新田次郎著「孤高の人」より


加藤文太郎は山に行くたびに、なんとなく何故山に登るかについて理屈をつけていた
かって彼は、汗を流すために山へ登るのだと、本当に考えたことがあった
汗とともに彼の体内の、むしろ精神的内面にいたるまでのあらゆる毒素が放出されたあとの爽快味を満喫するために山へ登るのだと思ったことがあった
それは単純な考え方だったけれど、当を得たものであった
会社内での面白くないことは、ある程度忘れていた
体がなんとなく軽く、身体中の細胞がすべて生まれ変わったようなあの気持ちは山以外では得られないものだった
その次に加藤文太郎が何故山に行くかについて彼自身に答えたものは
人間は困難な立場に追い込まれれば、追い込まれるほど生長する
その困難な場を山に求めているのではないかということであった
その考え方は、苦行によって悟りを開こうとするバラモン教の僧と一部通ずるものがあったが、彼は、その行動を苦行だとは思っていなかった
新田次郎著「孤高の人」より
29日、大阪城西の丸庭園
妖艶な白桜
夜桜イルミナージュ
夢の世界
桜とオーロラ
太閤殿下が見下ろしている
ハートマークのイルミネーション
闇夜に浮かぶ天守閣
秀吉が愛した桜