本堂に入り手を合わせました
拝観料を払い涅槃の庭、隨縁の庭、書院を観賞しました

涅槃の庭:ガンジス川支流の沙羅の林の中で、北を頭にしたお釈迦様が入寂しされ、その回りを弟子や生類たちが囲んで嘆き悲しんでいる様子が、石組や白砂、植栽などにより表現されています

垣根の向こうには大文字山などの東山が横たわっています

墓地には戊辰戦争で落命した会津藩士の墓地があります
涅槃とは、もともとは「欲望の炎が吹き消された状態」のことを言います

お釈迦様は35歳で悟られた後、その教えを広めるため80歳で亡くなる直前まで、ある時は教えを乞うものに説法され、またある時は人々の悩みを聞くことを続けながら北インド地方全土を歩いて回られました

ある日、お釈迦様は死を予感されたのか、生まれ故郷を目指して最後の旅に出られます
体の衰弱や食中毒のような症状もありクシナガラに着かれた時、弟子に向かって「さあ、アーナンダよ、私にために二本並んだ沙羅の樹の間に頭を北に向けた床を用意してくれ。アーナンダよ、私は疲れた横になりたいと入寂に向かわれます
今でも死者を北枕にするのはこの故事に由来しています。当時北インドでは、北には楽園があるとされていて、北枕で右脇を下にして寝るのが教養のある人たちの習俗だったようです

真如堂本堂

12000坪の境内には、15間四面の本堂をはじめ、

総門、元三大師堂、鐘楼堂が並んでおり、文化年間に再建された三重塔が趣を添えています

寺宝には、運慶の発願によって書写された法華経、遣唐使船や応仁の乱の合戦場面などで知られる真如堂縁起がある
全国の浄土宗の寺で行われる「お十夜」法要の発祥の地であり、また慈覚大師が唐より招来した「引声念仏」を伝承する、四季折々に美しい念仏の寺です
春日局お手植えの縦皮桜もあります
夏は菩提樹の花
秋は云うまでもなくこの紅葉
冬は枯淡の味わい雪景色
境内を真っ赤に染めるモミジ
紅葉織りなす甍

11::30日・11:00、京都左京区にある鈴聲山真正極楽寺・通称「真如堂」を訪ねました
涼しさの野山に満つる念仏かな・・・去来

若き日、友人に案内され訪ねた思い出の場所

墓所から眺めた夏の夕陽が、今でも鮮明に残っている

青春とは実に素晴らしい

人生の晩年に差し掛かり同じ場所に立っても感じ方や見方が違う

比叡山延暦寺を本山とする天台宗の寺院です
約1000年前の永観2年(984)、比叡山の戒算上人が、比叡山常行堂の本尊阿弥陀如来を東三條女院(藤原詮子・円融天皇女御・一条天皇の御母)の寝殿に堂荘厳を施して安置したのが始まり

その後、一條天皇の勅願寺となり、また不断念仏の道場として浄土宗の開祖法然上人や親鸞聖人をはじめとする多くの念仏行者や民衆の篤い信仰を集めた

特に女人の深い帰依を受けてきました

しかし、応仁の乱の戦渦に遭い、御本尊は比叡山の黒谷、滋賀県の穴太に遷座