★「お父さんもやりなよ」娘の一言で人間再生! 相続対策家、私の原点 | ジャーナリスト 石川秀樹

ジャーナリスト 石川秀樹

ちょっと辛口、時どきホロリ……。理性と感情満載、世の常識をうのみにせず、これはと思えばズバッと持論で直球勝負。
3本のブログとFacebook、ツイッターを駆使して情報発信するジャーナリスト。
相続に強い行政書士、「ミーツ出版」社長としても活動中。

★人生に「遅すぎ」なんてない、61歳の挑戦が醒めた心に火をつけた!
http://yuigonsouzoku.net/not-too-late/




上のURLにある「not-too-late」という言葉、気に入っています。



人生に「遅すぎ」なんてない
相続に強い行政書士として人に誇れるほど成功しているわけではないですが、
あの時、一歩を踏み出せて本当によかったと思っています。


60歳直前でした。
定年は間近。
妻には「趣味でもなんでもいいから、何かやったら?」
と、いつもいつも言われていました。



順風満帆、肩で風を切って往来の真ん中を歩くような会社人生が暗転したのが56歳の時。
そのときは、右肩は上がらなくなるは、腰はギブスで固めなければ歩けないほど悪くなるは、全身にかゆみが走るは・・・・・
我ながら
《俺、無理してたんだ》と可哀想になったほどでした。






家族はいつもと同じ。
だから私も、いつもと同じを装った。
帰宅すれば、ぼんやりテレビドラマを眺めていた。
「何かを始める」どころの話ではありません。



そんなある日、会社勤めしながらにわかに連夜、試験勉強を始めていた娘が私に言いました。
「お父さんもやりなよ」
どうせ暇なんだから、とは言わなかったものの、見ていてそう思ったのでしょう。



娘がやっていたのは行政書士試験の勉強。
「司法書士の方が難しいよ。お父さんはそっちをやれば?」
こういう話、これまでなら受け流し聞き置くのでしたが、
なぜか(自分でもわかりません)
「そうだな。やってみるよ」と即答したのでした。



人生を変えるひとこと、があるとすれば、私の場合はこれ。
娘の何気ない誘いが、私の人生を変えました。



さてそれからの苦闘ぶりと、目標達成の安堵感とを
2012年1月31日に私はブログに書きました。
前日、行政書士試験の合格者発表がありました。
2年間、勉強漬けの日々でした。



やってみると分かるのですが、
こうした人生雌伏の時というのは、辛くも何ともない。
勉強するだけのことですから。
オリンピックと違い、毎年受験の機会は来る。
ただ学んでいればいい時期は”至福”です。



大変なのは資格を得、業を始めてから。
ここで成功しなければ「雌伏の時」の意味が亡くなってしまう。
きょうあらためてこのブログを読んで、自分の頬を叩き直しました。
《お前は先に進んでいるか?》
と、問われているような気がしたからです。



今の自分の原点はここにありました。
まだ本当の成功をつかんでいない。
(成功しなければ人生の価値がない、ということでないのです)



あのとき私は「成功」を、もう一度の「成功」を渇望していた。
頑張ろうと思うのは、あの頃の私との約束を果たしたいから。
「やり遂げたぜ」、と言いたいからなのです。