http://denhon-charisma.com/dc/top-on-the-display/
この意味、かなり大きいと思うのだけれど。
Facebookのニュースフィードへの表示、今まではFacebookが一方的に決めてきた。
そう、アルゴリズムというやつだ。
ニュースフィードはユーザーのものでありながら、テレビと同じように「誰の投稿、どんな投稿が現れるか」はただ見ているほかなかった。「この人の記事を読みたい」と言えなかったのだ。声を届ける術もなかった。

でも、Facebookがカジを切り替えたみたいだ。
今月から、ニュースフィードにトップ表示される人をユーザーが決められるようにした。
あれほど頑なに守り続けてきた「アルゴリズム優位」を、一部ではあるがユーザー側にゆだねる。
どんなに精緻に、どんなにビッグデータをたよりにしても、コンピューターが完全に人間心理を読み切り人間関係を推測するなんて、完ぺきにはできっこない。でもFacebookはこれまで、「できる」という前提でユーザーに、大きなお世話を焼いてきた。
それがFacebookだった。よくも悪くも。
今考えれば、ユーザー側に譲る萌芽はあったみたいだ。奇妙奇天烈に見えた「フォローをやめる」もその1つだったのだろう。
いずれにしてもこの改革、注目に値する。
Facebookの意図がいまひとつはっきりしないけれど、今後を注視していきたい。