★新進政治家に「電本」執筆をおすすめした! | ジャーナリスト 石川秀樹

ジャーナリスト 石川秀樹

ちょっと辛口、時どきホロリ……。理性と感情満載、世の常識をうのみにせず、これはと思えばズバッと持論で直球勝負。
3本のブログとFacebook、ツイッターを駆使して情報発信するジャーナリスト。
相続に強い行政書士、「ミーツ出版」社長としても活動中。

玄関のベルが鳴ったので出てみると、小池政就(まさなり)衆院議員が立っていた。
年始のあいさつ? と言うより、説明責任を果たすために来たらしい。


小池さんは元みんなの党の議員だった。
2012年12月の総選挙で初当選。
静岡1区で敗れ、比例で復活当選した。
このほど江田憲司氏のみんなの党離党に呼応して、
小池さんも渡辺喜美代表と袂を分かった。


この離党に私は不満だった。
それで家の塀に掲出していた小池さんのポスターを外してもらった。
頑固爺の所業みたいだが、「筋を通した方がいい」と思ったのだ。
彼は復活当選だ。
議席は党に与えられたもの。
であれば“返上”した方が潔いと。


それがたぶん、来訪の理由だろう。
『律儀だなあ』と思った。
驚かされたのは2度目である。
一昨年も「Facebookのことを聞きたい」と単身訪ねてきた。
当時は立候補する予定で静岡市内に住まいしていた人だが、
それにしても忙しい最中、本人が会いに来るとは。



その日もきょうも、長時間の話になった。
こちらは一有権者に過ぎない。
『こういう人はいつか花が咲くに違いない』と思った。
花は存外早くに咲いたわけだが……。


手元に『国会議員三ツ星データブック』という冊子がある。
2013年1~6月の質問王ランキングが載っていた。
彼は「衆議院3ツ星議員」の1人になっていた。
質問回数8位、質問主意書の数では1位!
野党にいながらこの回数は、並々ならぬ努力を物語っている。


こういう議員には小選挙区で勝ってもらわなければならない。
秘術はないが、地道な方法ならある。
足で歩き人を説得すること。
既にそれはやっている。
ネット選挙時代になったのに活用している議員は少ない。
Facebookは熱心に、かつ長くやった者勝ちである。
こちらも地道に続けている。
さらに僕がお勧めできるとすれば「電本を書く」だ。


彼は快諾した。
書きたい思いがあるのだという。
政治を志し、ここまでどうやって歩いてきたか、それを若い人に伝えたいと。
職業として見る「政治家」は決して得な仕事とはいえない。
それでもそこを目指す「志」とは……。
僕も読みたくなった(これは役得だな)。


小池さんは小1時間も立ったまま話していた。
そして、自分の方から帰る素振りは最後まで見せなかった。
『良い本をつくらなければ』
こちらの気持ちがあらたまった。



………………………………………………………………………………………………
【筆者から】
このブログの元になっているのはFacebookへの書き込みです。
主にFacebookページ「ジャーナリスト 石川秀樹」に投稿しています。
ミーツ出版(株)という小さな出版社の社長をしています。61歳で行政書士の資格を取り開業しました。さらにこの数年は「ソーシャルメディアを愛する者」としてFacebookで熱く語り続けています。ブログは私の発言のごく一部です。ぜひFacebookページもご覧ください。コメントをいただけたら、こんなにうれしいことはありません。


ペタしてね   読者登録してね