★アベノミクスとローソン賃上げ | ジャーナリスト 石川秀樹

ジャーナリスト 石川秀樹

ちょっと辛口、時どきホロリ……。理性と感情満載、世の常識をうのみにせず、これはと思えばズバッと持論で直球勝負。
3本のブログとFacebook、ツイッターを駆使して情報発信するジャーナリスト。
相続に強い行政書士、「ミーツ出版」社長としても活動中。

昼間のニュースで報じていたな。
「ローソンが若手社員の賃金を増やす」って。
夕刊を見ると、早速、安倍内閣の大臣たちが喜んでいる。


「1社でもこういう形が出てくるのはいい傾向」
麻生太郎財務相の閣議後の会見談話だ。
「対して金利もつかない(企業の)内部留保が、賃金、配当、設備投資に回らずにじーっとしている、という意味がよくわからない」
この人がいうと正しい答も意味不明になってしまうが、要は企業に利益を賃上げに回すよう促したということ。
うん、正しい方向だと思う。


将来不安があるから、企業も家計もおカネを内部留保(家計なら「タンス預金」というかな)してきたのが、まさに「デフレ」という状態だ。
これを安倍さんの、金融政策やりましょうよ、財政出動 機動的にやろうや、そして成長戦略だ-との「姿勢1つ」で円安に変わり、株価が反応した。


モノよりもカネが選好され通貨(円)が上がっていくという異常事態が10年間も続いたのだ。
国民もよほど我慢強いや。
政治のよろしきを得ないで、日銀の政策失政を放置してきた。
ようやくカネの流れる量を増やさなければ日本経済は大沈没することに気づいてくれた。
アベノミクスがまるでインフレ誘発・暴走装置のようにいう者もいるが、この点では、全く適切な政策だと思う。


“ローソン効果”といわれるほどに、企業は追随してほしい。
中でも超大企業のトヨタだ。
にわかな円安で為替差益が1400億円増、2013年3月期は営業利益1兆5000億円(予想より1000億円増)を見込むというのだ。


春闘が始まる。
これだけの利益を出している。
ケチくさいこといわずに、ドーンと賃金を大幅アップしてやってほしい。
しばらくは「昇りのエスカレーター」、カネが回り始めれば人々の意識も「昇り」に目覚めるだろう。


日本人はもっと楽観論に目覚めなければいけない。
いや、国民一般じゃあない。
いつでも調子が出そうになると悲観論をまき散らす冷水がお好みのマゾっ子マスコミにだ。
声を大にして「たまには政策をほめろ」と、申さなければならない。
アベノミクス以前、ただの1社も、今日を見通していなかったのだから。



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【筆者から】
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ミーツ出版(株)という小さな出版社の社長をしています。61歳で行政書士の資格を取り開業しました。さらにこの数年は「ソーシャルメディアを愛する者」としてFacebookで熱く語り続けています。ブログは私の発言のごく一部です。ぜひFacebookページもご覧ください。コメントをいただたら、こんなにうれしいことはありません。


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